【体験談】徹夜明けの同人作家が風呂場で寝落ちて死を意識した話

同人活動体験談

坂口貴行です。

基本が限界同人作家のため、つい数年前までは、
よく徹夜で原稿を仕上げては、
締切ギリギリで入稿していました。

しかし、あることをきっかけに
「これは良くない!やめよう!」と誓ったので
その話を書こうと思います。

今、自分が生きてるのは、幸運だっただけ

徹夜→入浴のコンボは、最悪の場合本当に死ぬ

「徹夜明けで作業をした後に入浴すると、死ぬ」
よく聞く話ではありますが、
これは都市伝説でも誇張でもなく、事実です。

ウェブマンガ家のやしろあずきさんも、
実際にこれで何人か知人が亡くなっているとのこと。

やしろあずき(@yashi09)
徹夜明けで風呂入ってそのまま還らぬ人となる人、ほんと業界内で多すぎるのでみんな徹夜明けはとりあえずまず寝てほしいしまず徹夜しないでくれ。
午前11:00 · 2019年2月11日

やしろさんに限らず、
「友人・知人がこれで亡くなった」という話は
枚挙にいとまがありません。

しかし、やはり人の話ばかりでは
真実味がイマイチだと思いますので
自分の身に起こった体験談を書いていくことにします。

風呂場で寝落ちて本気で死ぬかと思った話

数年前の話なのでちょこちょこうろ覚えではあるんですが……。

原稿の締切直前の数日、
大幅に睡眠時間を削ったり徹夜をしたりして
なんとか原稿を仕上げた坂口は、
普段はシャワーしか使わないのに
その日はなぜか湯船にお湯を入れて入浴していました。

「原稿が仕上がったご褒美に、
ちょっといつもよりのんびりしよう」
などと思ったのかもしれません。

そもそも当時は、
「徹夜明けの入浴は危ない」という
知識すら無かった
と思います。

ちなみに今までは、
入浴中にどんなに眠くなっても
実際に寝てしまったことは
人生で一度もありませんでした。

しかしその日は、
「あー眠くなってきたなぁ」と
感じるフェイズを吹っ飛ばし、
気が付いたら目が覚めて、
自分が眠っていたことに気づいたという状況
でした。

「俺、寝てたんだ、珍しいな、
まあせいぜい5分くらいかな」と思いましたが、
実際には30分以上の時間が経っており、
少し怖くなりました。

しかも、意識がはっきりとしてくるにつれ、
眠ったことで回復するどころか、
脱水症状なのかふらふらして余計に疲労を感じてきたので、
「これはヤバい!」と、慌ててお風呂から出ました。

その話を人にしたところ、
「それって『寝た』んじゃなくて『気絶』じゃない?」と言われ、
実は自分はすごく危ない状態だったんじゃないかと気づき、
さらにゾッとしました。

あの時、たまたま30分強で目が覚めたのは、
ただただ幸運だったんだなーと。

もし、もっと長時間目が覚めなかったら……と思うと、
今でもめちゃくちゃ怖いです。

どうして徹夜明けに入浴すると死んでしまうのか

そもそも、なぜそれで人は死んでしまうのか、
というメカニズムについてざっくりと。

徹夜明けなど睡眠時間を削っている場合、
当然体は疲労しています。
そこに、お湯による急激な温度変化で
体に負担がかかってしまう
ということが一つ。

また、浴室内は水蒸気や湯気で
酸素を吸いにくくなっているため、
酸欠状態になって意識低下(→気絶)が
起こりやすい
ということもあります。

体に疲労がたまったまま、
温度も湿度も高い浴室内で気絶してしまったら……。
どう考えても命にかかわりかねないレベルで危ないですよね。
脳卒中、心筋梗塞、溺死、いずれも起こりえます。

最悪、徹夜はしても、そこから入浴コンボはしないで!

この体験を通して、
「徹夜明けの入浴は危ない」ということが身をもって分かりました。

以来、徹夜は避け、睡眠時間を削っている時は
お風呂もなるべく短時間で済ませています。

特に湯船にお湯を入れる際は、
自分の身体のコンディションを気にするようになりました。

結論としては、他の人と同じく
「絶対にやらないでね!」としか言いようがないのですが、
身に何か起こってからでは遅いです。
命に直接かかわることなんです。

どうか、クリエイターの皆様が、
一人でも多く健康に長生きできますように。

そもそも徹夜とかしないのが一番だよね!

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