
同人活動に興味があるんだけど、今からでも始められるかな。
っていうか、どれくらいの年齢層の人が多くて、何歳くらいまで活動するものなんだろう?

同人歴25年、かつ、現役同人作家の筆者が答えます。
同人活動は何歳からでも始められるし、何歳まででも続けられる
最初に結論を書いてしまうと、同人活動は何歳からでも始められるし、何歳まででも続けられます。
ジャンルによって平均年齢の違いはあるとは思います。
とはいえ「同人活動」と大きく括れば、かなり幅広い年齢層の人がいます。
「20代、30代から同人活動を始めるのは遅いかな」「若い人が多そうだし、浮いちゃうかな」と感じる人もいるかもしれません。
でも、例えあなたが何歳であっても、今から始めたって全然遅くないですよ。
年齢を理由に、せっかく興味を持ったことを諦めてしまうなんて、もったいないです。
ここで筆者の例をあげますと……。
初めて地元の小規模な同人イベントに行ったのが小学生の時でした。
そして初めて同人誌を作ってサークル参加したのは中学生の時、以来大学在学中までサークル活動を行っていました。
その後は仕事が忙しくなったりして、年単位で活動休止状態のことも何度かありましたが、ここ数年は久しぶりに新たなジャンルで活動を再開させました。
これは実質、30代で一から同人活動を始めたようなものでした。しかも、知り合った人に話を聞いてみると、社会人になってから同人活動を始めたという人もたくさんいらっしゃいました。
そんなこんなで、小学校の頃から数えると約25年が経ちました。これでだいたい年もバレると思いますが、まあそのくらいの年齢で、現役です。
同人活動をしている人の年齢層は?
では、メインとなる年齢層はどの辺りになるのでしょうか。
いくつか、記事を引用しながら、探っていきたいと思います。
まずはこちらのコミティアの記事。
「コミティア」とは一次創作作品のみを取り扱う同人誌即売会のことです。
「COMITIA75 ごあいさつ」より
サークルアンケートの集計によると、コミティアの参加サークルの年齢分布は下は10代後半から上は50代まで。
平均年齢はここ何年も28~29歳前後で余り変化がありません。
コミティアにサークル参加している人の平均年齢は「ここ何年も28~29歳前後」とのことです。
時間が経っても単純に上がっていかないということは、定期的に若年層が入ってきているからでしょう。
もう一つ、Gigazineの記事から引用します。
「同人作家の実態を探るアンケート、20代が最多で半数は30冊未満の売れ行きという結果に」より
続いては年齢層。20代が41%と最多という結果になっています。40歳以上の歴戦の勇者が10%いるということにも驚かされますね……。
記事中のグラフを元にざっくりと平均年齢を出すと、20代半ばくらいの年齢になりました。
ただし、これらの文章は「2006年に発表されたもの(コミティア)」および、「2010年に発表されたもの(Gigazine)」です。
単純に、それぞれの記事の平均年齢にプラス14歳、またはプラス10歳、という計算はできません。
とはいえ、若年層の流入があったとしても、全体の平均年齢は多少なりとも押し上げられているのではないか、と考えるのが自然な推測ではないかと思います。
続いては2018年の記事です。
「コミケにも高齢化の波?出展者に聞く変化と課題」
こちらの記事では、20年以上コミケに参加している40代が取り上げられています。
記事中にもあるように、そもそもコミケが始まったのは40年以上前なので、その頃からオタク文化に触れている人は、みんないい歳になっているはずです。(もちろん全員が現役オタクとは限りませんが)
我ながら、「想像よりもちょっと上だな」という感想なのですが、いかがでしょうか。
同人活動はいつでも卒業できるし、いつでも戻ってこられる
同人活動をしている人に若年層が多く感じられるのは、やはり学生さんなどは自由になる時間が多く、趣味に時間をかけられる人が多いからだと思われます。
一方で、年齢が上がってくると、仕事や家庭との兼ね合いで、同人活動がだんだんしづらくなってくるケースが多々あると思います。
「やめたいわけではないけれど、中断せざるをえない」という状況になることもあるかもしれません。
そんな中で「自分は、ここで同人活動卒業!」と、決める人もいるでしょう。
始めるのも、終えるのも、自分で好きに決められるのです。
そして、もし一度やめたとしても、また好きなタイミングで再開することだってできるのです。
そう考えれば、
「同人活動はいつ始めても遅くない」
「同人活動に年齢制限は無い」
「同人活動には明確な『卒業』もない」ということが
お分かりいただけるのではないでしょうか。

いつ始めてもやめても、自由です。
気楽に同人活動を楽しもう!
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