「あっ自分同人活動向いてないなー」と思うとき【じゃあ辞める?】

同人活動体験談

坂口貴行です。
中学生の頃から、好きで同人活動をしています。
その後、大学進学とともに一度フェードアウトしまして、その後は活動したりしなかったりを繰り返していました。
しかしここ数年、本格的に同人活動を再開させています。

一番に思うのは、学生当時はただ単純に楽しかった同人活動も、大人になってから始めると色々と思うことがあるなぁ、ということ。
本人の視野が広がったということがひとつと、ネットが便利になったことも大きく影響している気がします。

同人活動は楽しいし好きですが、そればかりではありません。
これは「特定の誰かが悪い」という話ではなく、あくまで自分の中の問題として「自分は同人活動には向いてないな~」と感じることが増えました

今回はそういうことを掘り下げていこうと思います。

気楽にゆるっと自分語りです。

そもそも人づきあいが嫌い

人と合わせるのが苦痛

最大にして最悪な理由だと思いますが、これです。
同人活動のお悩み」の第一位って、たぶん結局のところ人間関係とかの交流についてのことだと思うんですよね(勝手な思い込みだけど)。
なまじ接客業の経験は長いので、初対面の人にもそれなりに感じ良く対応するスキルは持っています。しかし、趣味の同人活動でまで仕事モードする必要なくない?と気づいてしまったんですよね。
元々協調性に欠ける人間であるという自覚はありますし、人に合わせると疲れます。もう同人活動に限らず、できれば人間に会いたくないです。

群れるのに抵抗がある

派閥」みたいなものに対する忌避感も、今思えば小学生くらいの頃からあった気がします。
「仲良しグループに所属して、そこにいる限りは安心」っていう空気がイヤで。
でもそういう仲良しグループ、同人活動やってるとけっこう見かけますよね。
それが悪とまで言う気はありませんが、そんな人たちが目に入ると、「自分はこういう人達と同じジャンルで創作してるのか……」と考えてしまい、萎えます。

ネットで反応をもらう方が楽

そんなわけで、相手の顔も分からないネット上で、ただ数字だけポーンとリアクションをいただく方が気楽でいいなぁ、と感じ始めるわけです。
同人のオフライン活動に疲れた人のあるあるだと思います。

交流は自分の管轄外だと思っている

交流に消極的な理由の一つとして、「自分は職人だから」と思っている部分があります。
「交流するのは営業さんの仕事、職人の自分は裏で黙々と作品作りをする」的な。
自分がやりたいのは作品作りの方で、交流にはそんなに力を入れる必要はないと考えているんですね。

しかし、仮に職人に徹したとしても、やっぱり「向いてない」と感じる要素はあります。

受けを狙った創作ができない

受けそうなものは描きたくない天邪鬼

「こういうものを描けばウケる(数字が伸びる)」っていうパターンが、ある程度存在すると思うんですよ。
だったら素直にそれを描けばいいって話なのかもしれないのですが、「それなら自分が描かなくても他の人が描くだろう」と考えてしまい、描かないというか描きたくないんですよ。
どこか「孤高の芸術家」みたいなものに憧れているフシでもあるのかもしれませんが、とりあえずこういう天邪鬼です。

受けの良さより自分の信念・美意識が優先


じゃあ何が描きたいのかというと、あくまで「自分が描きたいものを描きたい」わけです。ウケるもの、流行っているものより、自分の価値観が優先です。

でも同人活動って買い手・読み手さんに支えられているわけですし、そういう読者にウケるものを作るのも大事ですよね。

そういうことも頭では分かっているんですが、いかんせん描きたくないんです。
まあそんな創作でも(創作すること自体は)許されるのが、同人活動の良いところだと思います。

読者に理解されることを期待していない

そんな調子なので、「読者のニーズに寄り添った創作」には程遠いです。
だからこそ、読者に理解してもらおうとも思っていません。「そんなことは望めないなぁ」ということも分かっているので。
しかしながら、それでも本を買ってくださったり、さらには稀に感想をくださる方がいらっしゃったりして、そういうのは本当にありがたいなぁと思います。そこは素直に感謝しております。

ついてこられる人だけついてきてくれ

というわけで、「自分はとにかく描きたいものだけを描くから、もしたまたまそれが気に入った人がいたら見てくれ買ってくれ」というスタンスになります。
何だか一周回って、「どんな創作でも許される」という観点からすれば「同人活動にしか居場所が無い」つまり「(狭すぎて逆に)同人活動になら向いている」気がしてきました。
うん……だからなんだかんだで25年近くもやってるんだと思うわ……。

同人活動はいつでもやめられるから


他の記事でも書いていますが、同人活動はいつでもやめられるし、やりたくなったらまたいつでも再開できます
そういうユルさ、無責任さが同人活動の良いところだと思っています。

過去に「同人活動やめたいな」と思った時も、「またほとぼりがさめたら再開すればいいや」という気持ちがいつもセットでした。
だからこそ強く思い詰めたりすることなく、ふんわりと続けてこられたのだと思います。

「自分は同人活動に向いてない」と思うのならば、さらっとやめてしまいましょう。
またやりたくなったら、いつでも戻ってくればそれでOKです。

ゆるく楽しく続けていけばいいと思うよ!



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