【簡単ですよ】同人活動初心者ならまずペーパーを作ろう【徹底解説】

同人活動のお悩み

同人活動をしてみたいけど、本を作るのはハードルが高い。あまりお金をかけずに簡単に作れるものはないかな。いきなり有料のものを作るのも気が引けるなぁ……。

結論:まずはペーパーを作りましょう

ペーパーは高校時代に良く作ってました。
主に授業中に書いてたな……。

そんなわけで、作り方は簡単なんです!

ペーパーって何?紙?

まずはペーパーとは何なのか、を押さえておきましょう。

ペーパー」というのは、同人サークルの頒布物の一つです。
特徴は以下の通り。

  • サークルをアピールするチラシのこと
  • チラシなので無料配布するもの
  • 内容やサイズに決まりは無い
  • ただし奥付情報は必ず書く

情報のボリュームが小さいので、同人誌(本)よりも作成のハードルがずっと低いのです。さらに、無料で配るものなので、価格設定に悩む必要もありません
ペーパーは「同人活動初心者でも作りやすい頒布物」なのです。

筆者も、主に高校時代によく作ってました。同人イベントに参加するごとに、新しいペーパーを作っていたんですよ(例え新刊がなくても)。
当日は、それを買い手の方や知り合いに配っていましたね。楽しかったなぁ。

というわけで、同人誌よりもずっとハードルの低いペーパー作り
まずはここから挑戦してみましょう!

ペーパーを作ってみよう!<内容編>

最初に決めるのはサイズとページ数

ペーパーのサイズに決まりはありませんので、B5でもA4でもポストカードでも豆本でもOKですが、筆者のオススメは、ずばり「A5サイズ仕上がり」です。

A5サイズ仕上がり」とは、「A4サイズを二つ折り」「A3サイズを四つ折り」などで、A5サイズになるように調整したもののことです。もちろん、A5サイズの紙1枚に片面または両面印刷したものでもかまいません。

ちなみに、ページ数のオススメは「A4サイズ両面印刷で4ページ」の構成です。
ごく簡単な「面付け」の考え方にも触れることができるので、後々役に立つと思います。

オススメの仕様をまとめると

  • 紙のサイズはA4サイズ
  • それを二つ折りしてA5サイズ仕上がり
  • 両面印刷するので、内容は4ページでの構成

となりました。

それではこの4ページを埋めていきましょう。

内容は自由!自分の活動をアピール!

ペーパーの内容は、「自分が活動するジャンルに関連したもの」であれば自由です。(あえて「ペーパーだから」と活動ジャンルと違うものを書く場合もあったりするけど)

  • イラスト、マンガ(過去作でもよい)
  • 文章(萌え語りや関連イベントのレポなど)
  • 今後作りたいなと思っている同人誌の予告編

4ページありますので、一応「表紙」「見開き本文」「裏表紙」という構成になります。その辺りも考えながら、内容や順番を決めていきましょう。

過去に描いたイラストが4枚あれば、それを載せてしまえばあっという間に4ページが埋まります。やったね!


一人で4ページ埋めるのが大変ならば、お友達に手伝ってもらいましょう
1ページだけゲストしてもらったり、2ページずつ半々で作ったり。こうなるとかなり同人誌を作っている気分に近くなってきます。楽しいですよ~。

絶対に載せなくてはいけないもの「奥付」

「内容は自由」と言いつつも、必ず載せなければいけない情報もあります。それが「奥付」です。

奥付を構成するものは以下の通りです。

  • ペーパーを配布する日(または作成した日)の日付
  • サークル名と作家名(ハンドルネームでもよい)
  • (イベントでの配布であれば)イベントの名称
  • ツイッターやpixivなどのSNS情報(連絡先)
  • (あれば)自分のウェブサイト情報

このペーパーはいつ誰が作ったのか」をはっきりさせるための情報です。最後の4ページ目に少しだけスペースをとって、忘れずに記載するようにしてください。

SNSの情報は必ず載せておきましょう。
あなたのことを全く知らない人が、このペーパーをきっかけにフォローしてくれたりする可能性は大いにあります。

また、連絡先がSNSだけだと、コンタクトをとりたい相手が必ず同じSNSをやっているとは限りません。
可能であればアカウント情報だけでなく、メールアドレスも書いておくのが親切です。

ペーパーを作ってみよう!<頒布編>

「どこで配るのか」を明確に

ペーパーを配るメインとなるのはやはり同人イベントです。
しかし、今回は同人活動初心者さん向けということで、同人イベントにサークル参加をしなくてもペーパーを配れる方法を書いていきます。

同人イベントのチラシ置き場を利用する

参加者が自由に使えるチラシ置き場」が設置されている同人イベントがあります。
自分が参加を予定しているイベントにそんな「チラシ置き場」があれば、積極的に活用していきましょう。


イベントによって多少違いはあると思いますが、チラシ置き場利用の流れはだいたいこんな感じです。

  • イベント当日、ペーパーを印刷して持っていく
  • 一般入場後、本部にチラシ置き場利用の希望を伝える
  • 本部にペーパーを1部提出する(その場で見せるだけのことも)
  • 利用の許可が出たら、残りのペーパーをチラシ置き場へ持っていく
  • チラシ置き場の空いたスペースに自分のペーパーを良い感じに置く

イベント閉会後に残ってしまった分はスタッフさんが廃棄してくれると思いますが、「どのくらい減ったのか」を確認するためにも、自分でしっかりと回収しに行くのをオススメします。

オフ会で名刺代わりに配る

オフ会に合わせて、名刺の代わりにペーパーを配るのもアリだと思います。
「奥付」に自分の名前や連絡先は書いてありますので、名刺の情報も兼ねています
ただ、無差別に配るというよりは、コンタクトできた方にのみ丁寧にお渡しした方がいいでしょう。

オススメの印刷方法は?

「チラシ置き場を使う」「オフ会で配る」の場合は、当然ですが事前にペーパーの印刷が必要です。

印刷方法は、ズバリ「コンビニコピー」でいいと思います。
もしおうちにプリンターがあれば、プリンター印刷でもよいでしょう。

また、今回は「A4サイズを二つ折りにしてA5サイズにする」仕様をオススメしていますので、事前に「二つ折りにする」必要があります。
この作業時間も頭に入れておきましょう。

オススメの印刷部数は?

さて、印刷する部数も悩みどころです。

まずオフ会の場合は、知人が多い会だと分かっていれば知人の人数分プラスアルファ程度を。

チラシ置き場の場合は……よほどイラストに自信がある方か、「一目で流行りのジャンルだと分かるもの」でなければ、大して減らないと考えたほうが無難です。

大量に印刷してしまうと大量に残り、それを持って帰ることになりますので、様子見を兼ねて10~20部くらいをオススメします。

もしそれが大部分無くなったとしたら、次回はさらに多めに刷る、という感じで。

ネットプリントを使ってみよう

著作権のからまない一次創作の内容であれば「コンビニのネットプリント」も一つの手です。
印刷の必要がなく余ってしまうこともないので、無駄のない方法と言えます。

などで「ペーパーを作りました。○○からネットプリントできます」と告知してみましょう。
興味を持ってくださる人が必ずいるはずですよ。

もちろん自分の分をプリントするのもお忘れなく!

ネットにもアップしよう

「チラシ置き場のあるイベントが身近にない……」「オフ会の予定なんてない……」という方は、ネットにペーパーの内容をアップしましょう
ペーパーだって立派な作品です。自己満足だけで終わらせず、多くの人に見てもらいましょう。

「だったら最初からネットだけでいいじゃん」と感じるかもしれませんが、あくまで一度、「紙に印刷して頒布する」方法も模索していただきたいなと思います。

ペーパーの作り方まとめ

  • 出来上がりはA5サイズで4ページ(A4二つ折り)
  • 構成を考えながらページを埋めていく
  • 最後のページには忘れずに奥付
  • イベントで頒布するならば印刷
  • またはネットプリントに登録
  • ネットでも公開しよう

ペーパー作りに慣れてきたら、今度は同人誌の制作にもチャレンジしてみてください。ペーパー作りでの経験は、必ず役に立つはず!

ただ、毎回ペーパーばっかり作ってて
いつまでも新刊が出ないサークルも実在するから
ハマり過ぎには注意だよ!



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